SERVICE 事業内容
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DMP構築
DMPを構築し、お客様のマーケティング施策の最適化を加速させます。
インターネット上にある大量のデータを、DMPと呼ばれるプラットフォームに集積させます。集積し多種多様なデータを活用し、細かいセグメントに価値提供ができるマーケティング支援を行います。 -
モデリング
保有データを構造化し、データの価値を最大化させます。
膨大なデータを統計的手法や機械学習によって分析し、データに潜む示唆を整理し可視化することで、データの持つ本質的な価値を見出し、事業の生産性を高めます。 -
データサイエンス教育
データから新たな価値を創造する人材を育成します。
現代は分析能力の高い人材が必要不可欠な時代です。データは事業をより加速させるヒントです。膨大なデータから有用なヒントを見つけ、分析し、本質的な提案ができる人材を育成します。
CASES 実績実例
様々な業界・業種にて実績がございます。
- CASE01 :
DMP構築 - CASE02 :
モデリング - CASE03 :
データサイエンス教育
オンプレ分析基盤のクラウド環境移行プロジェクト
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クライアント課題
某ベンダーが提供している分析基盤環境において、データ量の増大及び活用するデータ種類の増加によりサーバーのストレージが限界に近い状態にあった。また、データ量増加に伴う分析プログラム実行においても長時間化が問題となっていた。 上記問題解消のため、分析基盤スペック向上の見積りは、予算を大幅に上回る金額を提示されていた。
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ミッション
以下3点の達成を目指す。
①ユーザーが新たにクラウド環境が利用・運用できるよう構築/スキルトランスファーを行う。
②既存の分析基盤環境をクラウドサービスを利用して移管・構築を行う。
③現在運用している分析プログラムをクラウド環境にて実行できるよう再作成を行う。 -
プロセス
まず、クラウド環境利用にあたってのネットワークや権限等の基本設定を行う。続いて、新たにクラウド環境内にストレージ環境とデータベース環境構築を行う。既存のテーブル設計を改めて整理した上で、各テーブルや分析用データマートの作成する。データベース環境が整った段階で、分析プログラムを作成し、実行時間及び結果精度の検証を行う。 最後にストレージ、データベース、分析と定常的に連携及び実行できるよう運用環境の構築を行う。
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成果
既存の分析基盤環境をクラウド環境(ストレージ、データベース)へ移管し、日々の運用まで実現。
また、クラウド環境で分析プログラムを実行できるよう移管・作成し、実行時間の短縮を実現した。
各ドキュメント(アーキテクチャやテーブル設計等)の作成し、運用サポートを実施。
競合他社へのユーザー流出防止に向けた施策立案支援
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クライアント課題
マーケットに新規参入してきた競合他社は、莫大な予算をかけてユーザー獲得に向けた大々的なキャンペーンを展開。これにクライアントのユーザーは敏感に反応し、キャンペーン開始直後から競合他社へのユーザー流出による解約が増大。この傾向は日に日に強まっていた。
クライアントはユーザーの数が収益に直結してしまうビジネスモデルであったため、いかにして自社ユーザーを留めるかが経営上の重要な課題となっていた。 -
ミッション
明らかにすべき論点は、他社流出リスクの高いユーザー群はどのような特徴を持つか、そして他社流出を防ぐ手立ては何なのかという2点。
これまで競合他社に流出してしまったユーザーの基本属性、自社サービス利用動態のデータを用いて、特に他社流出リスクが高く、対策の緊急度の高いユーザー群の特徴を明らかにし、かつ、施策に落とし込める形で競合他社と戦うための武器を探し出すことが求められた。 -
プロセス
機械学習を用いた他社流出予測モデルを構築することにより論点の解決を目指した。
クライアントとのディスカッションを通して仮説を検討・構築し、それを元にユーザーの性別年代や契約状態、サービスの利用頻度等を説明変数、他社流出実績を目的変数にもつデータマートを作成。データマートから他社流出予測モデルを構築し、モデルによって全ユーザーに付与されたリスクスコアを元にハイリスク群、ローリスク群を同定した。また、予測に強く寄与した説明変数リストの内容をハイリスク群とローリスク群の間で比較した。 -
成果
分析の結果、ハイリスク群のユーザー像として男性若年層、特定の自社サービス利用頻度が低いなどといった特徴が浮かび上がってきた。これに対しローリスク群には同様の自社サービスの利用頻度が高いという特徴が現れていた。この結果から、サービスの利用が頻繁になれば、ユーザーはクライアントからのベネフィットをより感じることができ、結果継続利用する可能性があるという示唆を得ることができ、クライアントの施策立案に貢献することができた。
データ分析の内製化に向けた講習の実施/教育コンテンツの提供/実務の伴走
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クライアント課題
クライアントはデータの利活用に着手したが、社内にデータ分析に関する知見や文化が乏しかったため、ほとんどの業務を分析ベンダーに外注していた。
この状況でクライアントプロパーは要件出しのみ実施しており、用件定義や設計/実装のほぼ全てを外注先へ投げていました。
したがって、社内にデータ分析の知見も蓄積されず、文化も根付かず、ただ外注費だけが増大してくこととなり、ついにはその高い外注費を賄うことが適わなくなりました。 -
ミッション
①データドリブン文化の醸成
②セルフ分析環境の構築
③セルフ分析を実施するにあたっての教育コンテンツ作成/提供
④分析活動の伴走 -
プロセス
まずはクライアント内において、データ分析を学習してもらえるようなモチベーションの形成を目的として、データ利活用に関する啓蒙活動を継続的に実施した。
またそれと同時に、機械学習等の高度分析官向けの分析環境とは別に、クライアントプロパーがノーコードで分析を実施できるようなBIツール等の導入を含めたセルフ分析環境の構築を実施した。
次に、基礎的な分析/統計学の知識を体系的に整理したコンテンツと、それらを実際のセルフ分析環境(BIツール)で実装する方法を取りまとめたコンテンツの作成を実施。コンテンツの提供方法についてもクライアントと相談の上決定し、必要であれば実講義からハンズオン、フォローアップ講座まで実施。
最終的には上記プロセスで得られた知見をもとにクライアントプロパーが独り立ちできるよう、分析の伴走を実施した。 -
成果
データ分析教育PJのローンチからエンドまでの戦略策定を完遂。
文化醸成→教育→独り立ちの各プロセスで適切なバリューを発揮し、セルフ分析を実施できるクライアントプロパーは急増、セルフ分析環境の性能限界に至ってしまうという嬉しい悲鳴も聞こえた。
ネクストアクションとして、より高性能なセルフ分析環境構築の構想依頼をいただくとともに、
上記セルフ分析官の中からより高度な分析官を輩出すべく、もう1ランク難易度の高い教育プログラムの策定と実施を依頼いただいた。